牛馬チャンと仲間たちぎゅうばチャンとなかまたち
kuroneko

黒猫チャンくろねこチャン

擬人化Qバージョンの黒猫

静かにみんなを見つめながら、しずかにみんなをみつめながら、自分も同じように真剣に生きているじぶんもおなじようにしんけんにいきている

口数は少ないけれど、くちかずはすくないけれど、話すと的を射ることが多い。はなすとまとをいることがおおい。首には古いカメラをかけていて、くびにはふるいカメラをかけていて、鞄の中には角が丸まった、かばんのなかにはかどがまるまった、びっしり書き込まれたノートを一冊忍ばせている—びっしりかきこまれたノートをいっさつしのばせている—まわりの人が気づかない小さなことを、まわりのひとがきづかないちいさなことを、そっと書き留めるのが習慣になっている。そっとかきとめるのがしゅうかんになっている。瞳には星はなく、ひとみにはほしはなく、ただ静かな鏡面のような淡い光があるだけ—ただしずかなきょうめんのようなあわいひかりがあるだけ—レンズ越しに世界を見ることに慣れた人特有の眼差し。レンズごしにせかいをみることになれたひととくゆうのまなざし。

でも外から眺めているだけの人ではない—でもそとからながめているだけのひとではない—TAも同じように満員電車で通勤し、TAもおなじようにまんいんでんしゃでつうきんし、住宅ローンを返し、じゅうたくローンをかえし、資格試験に追われ、しかくしけんにおわれ、明日のことで悩んでいる。あしたのことでなやんでいる。ただ、ただ、たまたま、たまたま、周りの人の頑張りや疲れを、まわりのひとのがんばりやつかれを、少しずつノートに書き留める癖がついているだけ。すこしずつノートにかきとめるくせがついているだけ。「どうして何でも書き留めるの」「どうしてなんでもかきとめるの」と聞かれると、ときかれると、TAはこう答える—TAはこうこたえる—「だって……この何でもない毎日が、「だって……このなんでもないまいにちが、積み重なっていくと、つみかさなっていくと、いつか何か大切なものになるかもしれないから」いつかなにかたいせつなものになるかもしれないから」

口癖

この何でもない毎日が、このなんでもないまいにちが、積み重なっていくと、つみかさなっていくと、いつか何か大切なものになるかもしれないいつかなにかたいせつなものになるかもしれない

登場した物語