作者について
私は日本で数年暮らしている、ごく普通のIT関係者だ。コードを書きながら、この業界のことをずっと学び続けている。もともと日本に来たのは、ただこの国の映画や音楽、言葉にしがたい雰囲気が好きだったからだ。実際にここで暮らしてみて初めて分かったのは、「好き」と「本当に根を下ろして生きる」は、まったく別のことだということだった。ここ数年は、業界の変化がもたらす不安も経験してきた。同僚や友人が時代に押し流されていくのを見ながら、自分自身にも同じ問いを投げかけ続けている——こんなに頑張って、本当に意味があるのだろうか、と。牛馬チャンとその仲間たちは、そうした繰り返される問いの中から生まれてきた。決まった答えはない。ただ、確信が持てなくても、それでも真剣に生きているその姿を、記録しておきたかっただけだ。もしあなたも、ふとした瞬間にこの小さな仲間たちに心を動かされたなら、この作品はもう、一番大切な役目を果たしたことになる。